宮城県北部で震度7=大津波警報、仙台で10メートル観測

宮城県北部で震度7=大津波警報、仙台で10メートル観測



11日午後2時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード(M)7.9の地震が起き、宮城県北部で震度7を観測した。同3時15分にもM7.4の余震があり、茨城県南部な­どで震度6弱を観測した。気象庁は北海道から関東地方までの太平洋岸に大津波警報を発令。仙台新港に高さ10メートルの津波が到来したほか、同3時50分に福島県相馬市で­同7.3メートル、同21分には岩手県釜石市で同4.1メートルの津波を確認した。
 岩手、宮城、福島、茨城各県によると、岩手県釜石市、宮古市、山田町や宮城県の沿岸部を津波が襲い、家屋が流されている。宮城県では東北自動車道が多数箇所で損壊、同県柴­田町では民家が倒壊。茨城県高萩市では屋根が崩落し1人死亡した。
 警察庁によると、釜石市内では、橋が崩落。釜石港付近では、津波で車約20台が巻き込まれたとの情報があるという。
 東京消防庁によると、千代田区の九段会館では天井が落下、25人の負傷者が出ているほか、東京・お台場や池袋など10カ所で火災が起きている。
 東銀座にある時事通信ビルも地震で大きく揺れ、編集デスクの上の資料などが相次いで落下。内部の壁にひびが入るなどした。
 また、周辺のビルからは大勢の人が外に避難、不安そうな表情を浮かべた

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